「RAID5のNASが壊れてしまった」「リビルドしてデータ復旧急ぎたい!」
このような状況に置かれると、誰しも焦って行動してしまいます。
しかし焦って間違った行動を取ると、データをすべて失ってしまう可能性も。
そこで本記事では、RAID5のデータ復旧方法を2つ解説。
さらにNG行動も示すので、最後まで読んで行動していただければ、データを失う可能性を下げられますよ。
データ復旧ソフトは、「誤って削除した」「フォーマットしてしまった」などのトラブルに効果を発揮します。
他にも、USBを正しく抜かなかった、停電で電源が落ちたなど、思い当たる出来事の直後に不具合が起きた場合もソフトが有効です。
復旧天使であればデータプレビューまで無料で行えるため、復旧の可能性をチェックできます。
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一方、何もしていないのに「突然アクセスできなくなった」「RAW表示になる」などの症状には要注意。
これは機械的な故障の可能性が高く、ソフトの使用は避けた方が安心です。
無理に操作せず、以下ページの「お問合せ・見積もり」よりお気軽にお問い合わせください。
データ復旧お問合せ・見積もり
RAID5とは?データは消える?

RAID5は、複数のHDDにデータとパリティ情報を分散して保存する仕組みです。
1台のHDDが故障しても、データを維持できるため、「RAID5ならデータは消えない」と考える人もいるでしょう。
しかしこの考え方では、データを失ってしまう可能性があります。
RAIDの構成による違いは、下表のとおりです。
| RAID | 構成の特徴 | 耐障害性 |
|---|---|---|
| RAID0 | データを複数HDDに分散(ストライピング) | なし |
| RAID1 | 同じデータを複数HDDにコピー(ミラーリング) | 1台まで |
| RAID5 | データ+パリティを分散して保存 | 1台まで |
| RAID6 | RAID5+パリティ2重化 | 2台まで |
RAID5は、耐障害性と容量効率のバランスが取れた構成ではありますが、同時に2台故障した場合は危険です。
そしてHDDに寿命がある以上は、2台同時に故障する可能性も否定できません。
ではRAID5でデータ復旧が必要になった場合は、どのような方法があるのでしょうか?
RAID5のデータ復旧方法2つ

RAID5をデータ復旧する場合は、以下2つの選択肢があります。
- データ復旧ソフト
- データ復旧業者
どんなときに、どちらの選択肢を選ぶべきでしょうか?
それぞれ解説します。
方法①:データ復旧ソフトを使う
RAID5の障害内容によっては、データ復旧ソフトを使って自力で復旧できるケースがあります。
例えば、誤削除・フォーマット・ファイルシステムの破損などの、論理障害が原因になっているケースです。
RAID構成自体が大きく崩れていないため、ソフトによる復旧が選択肢になります。
データ復旧ソフトを使った場合のメリットは以下のとおりです。
- 費用を抑えられる
- 自分のペースで作業できる
- 社内・自宅で完結できる
データ復旧ソフトの「復旧天使」には、RAID5の復旧ユーザーレビューが揃っています。
あわせてお読みいただき、参考にしてみてください。
RAID5の復旧ユーザーレビュー
ただしRAIDの崩壊や物理障害(パーツや部品の故障)が疑われるときは、データ復旧ソフトは使用できません。
データ復旧ソフトではなく、次に説明するデータ復旧業者へ依頼しましょう。
方法②:データ復旧業者に依頼する
パーツや部品が壊れている物理障害時は、データ復旧業者へ依頼しましょう。
また、リビルド失敗やRAID崩壊などのケースも、データ復旧業者への依頼を強くおすすめします。
データ復旧業者の強みは、専用ルームによるドナーパーツを用いた修復や、障害状況に合わせて最適な手段が取れる点です。
しかし費用が高額になりやすく、時間もかかってしまうのはデメリットです。
このデメリットが気になってソフトを使う人もいますが、誤った判断で費用も難易度も高くなってしまう危険性があります。
「見積額によって依頼を決めたい」「とりあえず相談したい」などの段階で構いません。
お気軽にLIVEDATAにご相談くださいね。
データ復旧お問合せ・見積もり
RAID5のデータ復旧時のNG行動3選

RAID5で障害が発生した場合、誤った行動を取って復旧できたはずのデータを失ってしまう可能性もあります。
そこでここでは、以下の3つのNG行動について解説します。
- バックアップなしでのリビルド
- HDDの取り外し
- ファームウェアのアップデート
すでに障害が発生している場合は、行動を取る前に一度立ち止まってみてください。
NG行動①:バックアップなしでのリビルド
RAID5でディスク障害が発生すると、「リビルドすれば元に戻る」と考えてしまいがちです。
しかし、バックアップを取らずにリビルドを実行するのは、非常に危険な行為といえます。
リビルド中に別のHDDが故障してしまうケースは、珍しくありません。
もしも、バックアップなしでリビルド中に故障してしまうと、データは一気に失われます。
とくにHDDが寿命で壊れていた場合は、他のHDDも同じく壊れやすい状態です。
バックアップを取得してから、リビルドを実行しましょう。
バックアップが取得できない状況であれば、リビルドよりも先にデータ復旧を優先します。
NG行動②:HDDの取り外し
「HDDを1台ずつ取り外して確認したい」、「パソコンに直接つないで中身を見たい」と考える人もいるでしょう。
しかし、HDDの取り外しが状況を悪化させる原因になるケースもあるため、注意が必要です。
そもそもRAID構成からHDDを単体で取り外しても、パソコンでデータは見られません。
それどころか、順番が分からなくなったり壊してしまったりなど、別のリスクもあります。
RAID5の復旧をしたいのであれば、HDDを取り外してはいけません。
NG行動③:ファームウェアのアップデート
障害が発生している状態でのファームウェアアップデートは非常に危険です。
ファームウェアのアップデートでは、設定情報や管理データの書き換えが行われます。
そのため故障したRAID5でアップデートすると、さらに状態が悪化するおそれも。
故障しているRAID5にとって、ファームウェアの更新は改善にならないため、正常に動作している環境でアップデートは行いましょう。
RAID5を復旧したい人によくある質問

RAID5のデータ復旧を調べていると、「どこまで自分で対応できるのか」「この操作は安全なのか」などの疑問が次々に出てくるでしょう。
ここでは、RAID5を復旧したい人からよく寄せられる質問を分かりやすく解説します。
- RAID5はデータ復旧ソフトが使えますか?
- RAID5で2台故障するとどうなりますか?
- RAID5のリビルド手順とは?
復旧作業を進める前の判断材料として、参考にしてみてください。
Q1:RAID5はデータ復旧ソフトが使えますか?
RAID5でも、状況によってはデータ復旧ソフトを使用できる場合があります。
ただし、すべての障害に対応できるわけではなく、障害の内容やRAIDの状態によって使用可否が分かれます。
例えば、誤削除やフォーマット、ファイルシステムの破損といった論理障害の場合は、データ復旧ソフトが有効です。
以下の記事を参考にして、安心なデータ復旧ソフトを選定しましょう。
壊れたNASを自力でデータ復旧する方法|初心者にも安心のソフトは?
Q2:RAID5で2台故障するとどうなりますか?
2台目のHDDが故障した時点で、RAIDとしてのデータ再構築はできなくなります。
RAID5では、同時に故障できるHDDは1台までだからです。
RAID5だとしても、「1台故障したらリビルドすればいい」とは言えません。
定期的にバックアップを取得し、突然の故障に備えましょう。
もしも2台またはそれ以上故障した場合は、すぐに電源を切って、データ復旧業者へ相談してみてください。
Q3:RAID5のリビルド手順とは?
RAID5のリビルド手順は、使用しているNASやRAIDコントローラの種類によって異なります。
一般的には以下の手順です。
- バックアップを取得
- HDDを交換
- 管理画面からリビルドを実行
すでにHDDが故障している場合は、リビルド失敗の可能性もあります。
バックアップがない状態でのリビルドは、おすすめしません。
まとめ:RAID5のデータ復旧には、復旧天使が使えます!

RAID5は、1台のHDDが故障してもデータを維持できる仕組みを持つ構成です。
しかし実際には、2台目の故障やリビルド中のトラブル、誤った操作によってデータが失われるケースも考えられます。
バックアップがない状態で故障してしまったのであれば、データ復旧ソフトまたはデータ復旧業者への依頼がおすすめです。
まずはデータの復旧を優先させましょう。
データ復旧ソフトは「誤削除」や「フォーマット」など、トラブルの原因が明確な場合に有効です。
復旧天使は、データ復旧業者LIVEDATAが開発・販売しているデータ復旧ソフト。
成功率が高いだけでなく、安心して作業できる点でも選ばれています。
\データプレビューは0円!/
ただし、突然アクセスできなくなったのような原因不明の不具合は、機器の故障が疑われます。
この場合は無理に操作せず、専門業者への相談がおすすめです。
復旧サービスを検討される場合は、以下ページの「お問合せ・見積もり」よりお気軽にお問い合わせください。
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